経験から何を学び、仕事にどう活かすのかが大切!
玉島信用金庫
玉島信用金庫
(2021年12月取材)
学生時代のアルバイトに限らず、経験を通して自分を売り込むときは、ただ経験を話すのではなく、その経験が入社後にどう活かされるのかということを意識して伝えるようにしてほしいですね。
昨年の面接で、ある学生に、アルバイト先の居酒屋について、「一番よく出るメニューは何ですか?」と質問したところ、「わかりません」という答えが返ってきたことがありました。この回答だと、せっかく頑張ってやってきたアルバイト経験がただの業務経験としてしか認識されず、残念だなという印象になってしまいます。
その一方で、ある学生は、アルバイト先のコーヒー専門店で、大学生目線に立った商品を自ら考えて提案したところ、すごく売れるようになったという話をしてくれました。こういった主体的に取り組んだ話は、当金庫が大切にしている「自ら考えて行動する」という姿勢と合っており、私たち採用担当者の心にもグッときましたね。
面接では、質問の内容はもちろんですが、その人の話し方なども含めてしっかりチェックさせてもらっています。
アルバイトや部活動といったご自身が取り組んできたことは、自分の言葉でしっかり話せると思うので、自信を持ってアピールしてほしいと思います。特にオンライン面接の場合は、手元のエントリーシートや回答メモが見えたり、その内容をそのまま読んでしまったりという学生の方がたまに見受けられます。その場の話に合わせて、落ち着いた態度で臨機応変に対処できると、面接官の印象がグッとよくなりますよ。
そのほかにも、ご自身の持っている資格については、「なぜ取得したのか」「どのように頑張ったのか」。所属する学部に関しては、「そこで何を学んだのか」「それを仕事にどう活かすのか」。そういったことを自分の言葉で表現できると、面接官側ももっと聞きたい、知りたいとなり、面接でのコミュニケーションをより充実させることができます。これまで培ってきた経験を武器にして、納得のいく就職活動にしてくださいね。