良いときも悪いときも、努力を怠らずチャンスを待つ

アスクラボ株式会社

  • チャンスを得るには必然的な運も必要
  • 同僚の長所探しをして、運を味方に

(2021年12月取材)

チャンスを得るには必然的な運も必要

私たちは、津山でゼロからまじめにビジネスをつくってきて、東京に進出しました。
無名の会社がここまで大手企業と取引できているのは、自分たちの力以外に運も味方してくれたと思っています。でも運は偶然ではなくて、必然的な運があると思っています。良いときも悪いときも努力を怠らない、事実を確認する、感情的な発言・人の評論をしないで味方や協力者を増やすといった行動が、チャンスがきた時に活きるのだと思います。
 
大手企業中心に営業をしていたとき、当時の社員たちは「大手企業は優秀だから……」と根拠のない気おくれ感を持っていたのですが、「全く歯が立たないのか、勝っているところもあるのか、実際に接してみないとわからないだろ」と行動した結果、負けているところ・勝っているところの確認がとれ、気おくれ感はなくなりました。ダメだろうと思って最初から気落ちするのではなく、事実を確認することが必要だと思います。
 
また、ご縁があって大手企業と東京で初めてセミナーをしたときにも、定員200名で4名しか集まらなかったところからのスタートでした。お客さまにとって私たちの話は正直前座だったのです。しかし、お客さまが少なくても手抜きすることなく対応していった結果、その後は満席の集客となり、あるとき大手企業の役員の方に共感いただき、結果的に億単位のビジネスにつながったんです。

同僚の長所探しをして、運を味方に

社員にはよく「仕事の好き嫌いや人の悪口は言うな」と言っています。私の周りで「運が悪いなあ」と思う人は悪口を言っていることが多いからです。感情は一度置いておいて、仕事の中で共通の課題解決に向けて、一緒に目標を達成してみてください。達成したときには、絶対に前よりも少しは仕事や人が好きになっているから。会社の組織はそうやって共につくるものだと、私は思います。

せっかく一緒に働くなら、長所探しをした方が楽しくなるじゃないですか。仲間は簡単に変えられないから、文句ではなくいいところを見つけた方が居心地よく働けると思うんです。長所と短所は、紙一重。そんなに大差はありません。だから同僚の長所を見つけ、気持ちよく仕事を終えることができたら、運のいい生き方ができると思いますね。

人生にはいいときと悪いときの波が誰にでもあります。悪い波が来たときにも腐らず、準備を怠らないようにすれば、いい波が来た時のチャンスを逃さず、運を味方につけることができるのではないでしょうか。
(代表取締役/川嶋 謙)

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