私たちは、津山でゼロからまじめにビジネスをつくってきて、東京に進出しました。
無名の会社がここまで大手企業と取引できているのは、自分たちの力以外に運も味方してくれたと思っています。でも運は偶然ではなくて、必然的な運があると思っています。良いときも悪いときも努力を怠らない、事実を確認する、感情的な発言・人の評論をしないで味方や協力者を増やすといった行動が、チャンスがきた時に活きるのだと思います。
大手企業中心に営業をしていたとき、当時の社員たちは「大手企業は優秀だから……」と根拠のない気おくれ感を持っていたのですが、「全く歯が立たないのか、勝っているところもあるのか、実際に接してみないとわからないだろ」と行動した結果、負けているところ・勝っているところの確認がとれ、気おくれ感はなくなりました。ダメだろうと思って最初から気落ちするのではなく、事実を確認することが必要だと思います。
また、ご縁があって大手企業と東京で初めてセミナーをしたときにも、定員200名で4名しか集まらなかったところからのスタートでした。お客さまにとって私たちの話は正直前座だったのです。しかし、お客さまが少なくても手抜きすることなく対応していった結果、その後は満席の集客となり、あるとき大手企業の役員の方に共感いただき、結果的に億単位のビジネスにつながったんです。